使えなくなったタオルは雑巾に

現代的な生活に欠かせないタオルは毎日のように使用するため消耗も早く、どんな工夫を凝らした高級タオルでもその寿命はそれほど長くはありません。
そんな短い寿命が尽きたタオルは今では殆どの人が通常のゴミとして処分するようになっています。しかし、一昔前までは寿命が来たタオルはそのまま雑巾に仕立てて再利用するのが定番の処理方法だったのです。当時はゴミ問題やリサイクルなどの問題意識すら無かったというのに、殆どの家庭が使い終ったタオルを当たり前のように自分の手で雑巾に作り替えていました。

しかし、現代においてはそんな雑巾すらも新品の布から雑巾に仕立てられた真新しい雑巾をお店で買うのが当たり前となっているのです。もちろん、新品の雑巾が安く買えるというのにわざわざ古いタオルから雑巾を作る家庭も殆ど見られなくなってきています。

確かに合理性で考えれば、古いタオルから雑巾にする手間は明らかに余計であり、新品の雑巾を買った方が効率的であることは確実です。しかし、エコロジーの観点で考えれば、使い古したタオルをそのまま捨て、そして雑巾には別に新しい布地を消費することになります。
古いタオルから雑巾にリサイクル方法に比べれば、環境への負担がどちらが少ないかは自明の理です。もちろん、毎日忙しく働いている方々にさらに手間をかけてタオルを雑巾に再利用することを強制することはできません。

しかし、古くなったタオルを捨てるのでは無く、そうした古い布地を雑巾に作り直し再利用するリサイクルに回収させるだけで小さくとも確実なリサイクル効果となるでしょう。